【生誕記念イベント】10/16(日)「第2回桜沢如一研究発表大会」を開催します!

開催主旨

桜沢如一資料室には昨今、海外の研究者や国内外の教育機関 からの問い合わせが増え、アカデミックな領域で桜沢思想を研究対象とする流れが起きています。昨年好評の内に開催された第1 回に引き続き、今年も生誕月である10 月に思想家、運動家としての桜沢研究の活性化を促すための研究発表大会を開催します。

開催日時

2022年10月16日(日)
13:00~17:00(日本時間)

参加スタイル

1.セミナールーム(池尻大橋・日本CI協会B1)
東京都目黒区東山三丁目1番6号 B1
定員:5名~10名(定員になり次第締切り)
※日本CI協会の感染対策に従っての入場となります
2. ZOOM
※前日までにIDをお送りします
3.アーカイブ視聴
※2週間の期間限定です

参加費:無料

プログラム

桜沢如一資料室代表挨拶
勝又初枝

―研究発表―

「0廼家での回想ーなぜ私は銃殺を逃れたかー」
斎藤武次(元MI 生・桜沢如一研究家)

「夢と詩と情熱の世界ー桜沢先生の世界政府運動」
安藤耀顔(桜沢如一研究家)

「マクロビオティック思想の相対性と絶対性ー西洋で理解されにくい概念」
Jimena Alvarez(マクロビオティック教師・人類学者)

「形而上学と錬金術ー西洋哲学から見える元素転換」
Dylan O’Brien(カリフォルニア州立大学サンディエゴ校大学院博士後期課程)

「 宇宙の秩序の成立と展開史」
高桑智雄(桜沢如一資料室 室長)

―調査活動報告―

「資料の整理状況と桜沢如一刊行物電子化プロジェクト支援金募集について」
村井友子/桑山一美(資料室ボランティア)

【PDFチラシダウンロード】

 

お申込み

下記メールフォームでお申込み下さい。
事務局:日本CI協会 望月

■お申込み締切 10月14日(金)

※桜沢如一資料室のPRに使用する目的で、当日は録画(音声含む)をさせていただきます。万一、顔を出したくない方は、お申込み時にお申し出ください。

 

タイムスケジュール

○13:00

開会の挨拶 勝又初枝(桜沢如一資料室代表)

○13:05

研究発表(各40分+質疑応答各5分)

1、「宇宙の秩序の成立と展開史」

高桑智雄(桜沢如一資料室 室長)

2、「形而上学と錬金術ー西洋哲学から見える元素転換」

Dylan O’Brien(カリフォルニア州立大学サンディエゴ校大学院博士後期課程)

○14:35 休憩

○14:40

研究発表(各40分+質疑応答各5分)

3、「マクロビオティック思想の相対性と絶対性ー西洋で理解されにくい概念」

Jimena Alvarez(マクロビオティック教師・人類学者)

4、「夢と詩と情熱の世界ー桜沢先生の世界政府運動」

安藤耀顔(桜沢如一研究家)

○16:10 休憩

○16:15

研究発表(20分+質疑応答各5分)

「0廼家での回想ーなぜ私は銃殺を逃れたかー」

斎藤武次(元MI 生・桜沢如一研究家)

○16:40

活動報告(15分)

「資料の整理状況と桜沢如一刊行物電子化プロジェクト支援金募集について」

村井友子/桑山一美(資料室ボランティア)

○16:55

閉会の挨拶 高桑智雄(桜沢如一資料室 室長)

 

発表者プロフィール

■高桑智雄/Tomoo Takakuwa 

1970年生まれ。2001年に偶然入社した日本CI協会で、桜沢如一の陰陽哲学に感銘を受け、故・大森英櫻のアシスタントなどを担当する。フリーランスとして独立した後、2011年より桜沢如一資料室の設立、運営に携わる。2018年より、資料室室長として「クッキングスクール リマ」のベーシックⅠ、Ⅱ、アドバンス、マスターコースにて理論講座を担当し、全国で陰陽セミナーを開催する。食養論、陰陽論、宇宙論の三位一体のマクロビオティックの面白さを楽しく伝える活動を展開する。編集・執筆に「マクロビオティックの陰陽がわかる本」「マクロビオティックムーブメント」など。

 

■ディラン オブライエン/Dylan O’Brien

カリフォルニア州立大学サンディエゴ校人類学部博士後期課程。1993年アメリカのミネソタ州生まれ。ミネソタ州のハムライン大学で人類学と日本文化を勉強して、地元平和主義運動や動物愛護活動に参加しました。2014年に秋田県の国際教養大学で留学した時で、「マクロビオティックス」と出会いました。2017年にカリフォルニア州立大学サンディエゴ校の人類学部博士後期課程に入りました。大学院でマクロビオティックの研究を続け、マクロビオティック思想と現代政治の関係を研究しています。マクロビオティック哲学に触発され、フェミニスト理論 やフランスの「ポスト構造主義」という哲学運動の影響により、「主観」と「客観」の構成を拒否する研究方法に進みました。研究活動はマクロビオティック生活を実践し、みんなとマクロビオティック環境を作りながら、「どういうマクロビオティックの概念や思想がどんなコミュニティーを作るのか」を理解することが目的です。

 

■ヒメナ・アルバレス/Jimena Alvarez

ブエノスアイレス大学で文化人類学を学ぶ。1997年から2年間、アジアを旅し、日本にも3ヶ月間滞在。1999年、アルゼンチンの著名なマクロビオティック指導者ホセ・ルイス・マルティネス(現在の元夫)と出会い、結婚(2児の母となる)。この人生の転機にマクロビオティックを実践し始める。二人はアルゼンチン北部のコルドバの山間部に移り住み、大自然との密接な関わりの中で、梅干、漬物、ハス、ハブ茶、ふりかけなど、マクロビオティックの手当てに使う食品の生産に取り組み発展させた。長年、ブラジルのサンパウロにある無双スクールにも通い、菊池富雄氏とベルナデット夫人からマクロビオティック療法と料理を学び、南米各地のセンターを訪問するなど、マクロビオティックの勉強と実践を積み重ねる。

 

■安藤耀顔(泰弘) /Yogan Ando

1949年神奈川県生まれ。学生時代に桜沢如一を知る。日本CIの復刻版を含めてその著作を収集しつつ桜沢に没頭。半年間、各地の健康学園を含めて大森英桜先生のほとんど全ての講義を受講。桜沢の面白さ、深さ、広さを確認。1982年、食を知るには土からと新潟県新井市の最も雪の厳しい小さな山村にパートナーと移住。雄の木曽馬を飼う。馬を通じて生涯の友人を得る。安藤昌益、ガンジー、桜沢、法然、親鸞などを研究。子供の出産を機に十日町市の山村に移り、街で働きながら、井筒俊彦のイスラーム、ユダヤを含む「東洋哲学の共時的構造化」の方法を学び、桜沢如一思想批判の視座を得る。2012年末沖縄に移住後、ベトナムの食養グループと縁ができ、七回訪越。桜沢のinterpreterとして各地で交流。同志、友人多数。現在、同志の手によって重要な通信を多くの仲間に配信。折に触れて「桜沢如一論序説」(仮)を執筆中。

 

■斎藤武次/Takeji Saito

1935年、埼玉県加須市生まれ、現在はさいたま市在住。高校3年の秋、恩師塚田喜文氏より『永遠の少年』(桜沢如一著)をプレゼントされ、食べ物を通してモノを観るという世界観に共鳴、無双原理の面白さに夢中となる。翌年1月より自宅にて食生活の改善に取り組む。しかし、家人には理解されず19歳の夏家出を決行、渋谷区代々木西原の桜沢主宰「メゾン・イグノラムス」へ入所。はじめ台所の手伝い、それから代理部で食品と書籍の販売を経験した半年後、吉見クリマックと共に念願の平和運動「世界政府」新聞の編集に携わる。1970年、35歳の時に始めた私設「モニコド文庫」では、仕事の傍ら文学書の他、桜沢の著作を始めとするマクロビオティックの関連本、及び「新しき世界へ」、「コンパ21」、「宇宙研つうしん」、「真・食養会」等の雑誌を購読、意識的に資料を収集してきて現在に至っている。著書に『知らなかった国よ』、『愛に盲いて―青春の日の自画像―』、『マクロビオテイックの世界観』巻1巻2など。

 

■村井友子/Tomoko Murai

2014年頃から桜沢資料室のボランティアとして活動を続けています。若いころの青年海外協力隊としての体験や、開発途上国研究の専門図書館でライブラリアンとして長年仕事をしてきた経験と最近携わっている学術出版業務の経験を活かして、桜澤如一の著作の収集・整理・保存とオープンアクセス化の推進により、マクロビオティックに関心を持つ国内外の多くの人たちにマクロビオティックの世界観とその素晴らしさを伝えていきたいと考えています。リマ・クッキングスクール師範課卒業生。

 

■桑山一美/Kazumi Kuwayama

大学にて司書資格取得の後、卒業後はソフトウェア企業にてオフィスコンピューターのOSの設計開発と自社アプリケーションソフトの技術営業を経て独立、ユーザアプリケーション(PCアプリ)の開発に従事しました。10代の頃よりマクロビオティックに出会い、生活の軸としつつ2019年よりご縁を得て、資料室の活動に参加させていただきました。多くの資料から発せられる桜沢思想の圧倒的な熱量と貴重性をひしひしと再認識いたしました!皆さまのご協力とともに、それらの保存、整理、研究者支援、広報活動とともに、マクロビオティックのより良き未来に向けて、微力ながらも力を尽くしたくしたく考えております。松本塾師範科卒(4年制1期生)。

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